1 1号機、DVDドライブが作動しなくなった
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DVDドライブにDVDを入れても動かない
ある日、DVDドライブに、購入したソフトのDVDを入れたが、普通だったら何らかのアクションが起きる(DVDに対してどういう動作をするかの選択ダイアログが出るか、直接DVDドライブの自動起動ソフトが起動する)筈だが、いつまでたっても何も起きなかった。
MYCOMPUTERにDVDドライブが表示されていない
試しにMyComputerを開いてみた。HDDやSDDのドライブはちゃんと内蔵も外付けも表示されているが、通常表示されているDVDドライブが表示されていない。
症状を分析し原因を考える
DVDディスクを入れることはできたのだから、つまりトレーの開閉はできる。つまりDVDドライブに電源は入っている。ただ、そもそもDVDドライブが装着されていること自体をWindowsが認識していない。Windowsのデバイスマネージャーを開いても、DVD/CDドライブ のような項目がない。
これからすると、まずチェックすべきは、DVDドライブに繋がるべき2本のコードである。電源コードとSATAケーブルのうち、電源コードは繋がっているようだが、SATAケーブルが繋がっていないのではないか、という疑惑がある。もし繋がっているならば、マザボ側かドライブ側かどちらかのデータ送受信のシステムのどこかがイカレていることになる。マザボ側なら空いている他のSATAコネクタにケーブルをさしてみることもできるが、そもそもHDDなどがちゃんと動いているから、マザボ側のSATA系のデータ処理がおかしいことはまず無いだろう。ということで、DVDドライブからのSATAケーブルがちゃんと繋がっているかのチェックがまず必要、繋がっていたら、DVDドライブの故障ということになる。
DVDドライブは2011年製のメーカー製パソコンから流用している製品なので、故障していたら修理ではなく買い替えになるだろう。
で、今までずっと正常だったのに、いまSATAケーブルがちゃんと繋がっていないということがあり得るだろうか?
これは大いにあり得る。なぜなら、作成時に、このDVDドライブのデータケーブルのコネクタが、SLIMLINEという珍しい規格であって、変換ケーブルを購入して接続したという経緯があるからである。(該当する政策ページは→
14 ブルーレイディスクドライブに換装する)
ということで、普通の接続よりも接続コネクタが多いのだから、その分接続不良も生じやすいはずだ。
実際に調べてみる
ということで、とりあえず、SATAケーブルをチェックすることにした。
1号機はメインパソコンで、いつも使用しているのだが、シャットダウンし、裏の電源スイッチもオフにして、電源コードも、外付けHDのコードも、DVI-D(ディスプレイ)コードも、音声コードも、LANケーブルも、USBハブも外し、パソコンを作業場へ運ぶ。作業場には、外した電源ケーブルと、チェック用のPS/2規格のキーボードとマウスをもって来る。
さて、サイドパネルを外しましょう。これはさすがに、覚えているので簡単だ。
マザボが目視できる状態になったら、DVDドライブの場所を確認し、そこに来ているケーブルをチェック。片方は電源コードで、これは問題ないはずで、実際問題ない。もう片方はSATAケーブルで、ここがトラブっているはず。DVDドライブ側のSLIMLINEのコネクタ側は触って確認。ちゃんとハマっている。そこに繋がっているのは、変換ケーブル。それをたどって通常のSATAケーブルとのコネクタをチェック。うん、ちゃんと刺さっている。その通常のSATAケーブルをたどってマザボへのコネクタを触ってみる。グラグラ、グラグラ。
あ、あれ〜 ここか。
ちょっと力をこめてマザボ側へ押してみる。
カチッ。
おお〜、刺さった。
ちょっと引っ張ってみる。ぐらぐらしない。しっかり固定されている。
ということで、最初の予測通り、DVDドライブへのSATAケーブルがちゃんとマザボのコネクタに繋がっていなかったことが原因のようです。
この段階で、作業場に元々ある、チェック用のディスプレイと接続。チェック用のマウスとキーボードを接続。そして電源ケーブルを接続。スイッチオン。そしてパソコンのフロントの電源スイッチをプッシュ。
ウィーンとファンが回り出し、しばらくして、ピッとマザボに付けている、スピーカー代わりのブザーが鳴る。正常起動中。
そしていつものWindowsの画面が表示される。
「PC」のアイコン(ああ、MyComputerって名前ではなかった、PCという名前だった)を右クリックして「プロパティ」→「デバイスマネージャ」でデバイスマネージャーを開く。
さっきは無かった「DVD/CD-ROMドライブ」というデバイスが現れている。開くと、「PIONEER BD-RW BDR-TD04」と型番がちゃんと読み込まれていた。
念のため、読もうとしていたソフトのDVDを装着してみた。
ちゃんと読み込まれて自動起動ソフトが動いた。
確認はできたので、そのソフトのインストール等は後に回して終了。
シャットダウンして、後ろの電源スイッチも切って、ケーブルを全部外して、パソコンの側板を再装着して終了!
やっぱ自作していると、それぞれのパーツ自体はブラックボックスだけれど、どういうパーツからできていてどう繋がっているかは把握できているから、単なる消費者よりは自分で対処できる範囲が、格段に広がっていて、DIYバンザイ!!って感じです〜。
ただ、DVD/CD-ROM ドライブという項目になっていて、ひょっとして書き込めない疑惑が発生。まあ外付けDVDドライブ持っているから困りはしないんだけれどね。
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